ケンタといいます。介護職歴15年です。
30歳を過ぎてから介護の世界に未経験で飛び込みました。
最初に就職した特別養護老人ホームがまあブラックでブラックで、、でも8年もブラックな職場で働いてしまいました。
転職をしてユニット型老人ホームで6年程ユニットリーダーをやっていましたが、ストレスで少し病んでしまい、今は一般職員として働いています。
自分自身病んでしまってから完全に働き方を変えました。
ゆるく、楽に、楽しく、をモットーに働いています。
今このブログを読んでくれているあなた、腰痛に苦しめられた事はありませんか?
僕も介護職に転職してから15年。何度も腰痛に悩まされました。
介護職員で1度も腰痛になった事がないと言っている人は殆どいないと言っても過言ではないと思います。
介護の仕事は好きだけど、腰痛が酷く、介護の仕事を辞めてしまった職員もいます。
介護職員が腰痛になる原因と対策を書いていきたいと思います。
・腰痛とはどういう状態なのか?
そもそも腰痛とはどのような状態なのか?
僕もよく腰痛になるので、数か月に1回整体に通っています。
整体師の腰痛の先生に聞いてみました。
腰痛とは疲れて硬くなった筋肉が近くを通る血管を圧迫し、血流を悪くしてしう。
血流が悪くなると筋肉の中の乳酸等の疲労物質が流れず筋肉の中に溜まってしまう。
そうなると筋肉がますます硬くなってしまう。
軽度なら腰が重い、腰がこっている位の感覚ですが、酷くなるといた痛みを感じるようになる。
これが疲労性の腰痛の正体だそうです。
さらに硬くなった筋肉に強い力が加わると筋繊の繊維の一部が断裂するのがぎっくり腰との事です。
※先生に聞いたのは疲労性の腰痛の話です。椎間板ヘルニア等の疾病に当てはまりません。
・介護職員が腰痛になる理由
・移乗介助、入浴介助、トイレ介助等で入居者さんを抱える動作で腰の筋肉に疲労がたまる。
・シーツ交換やおむつ交換等、屈んだり腰を曲げたり、腰に負担のかかる姿勢が長時間続く。
・基本的に立ち仕事なので腰に負担がかかる。
介護職員の腰痛対策
〇ボディーメカニクスを使う
ボディーメカニクスとは最小限の力で介護できる介護技術の一つです。
①両足を開き、支持基底面積を広くする。
指示基底面積は体重を支える為の面積の事です。移乗介助の際、時に前後や左右に足を大きく開くと指示基底面積が増え、体が安定します。
②重心を低くする。
重心を低くするとは腰の位置を下げることです。移乗介助でも、オムツ交換でも介護者の腰の位置が高ければ腰に負担がかかります。
③被介護者の体をねじらず、小さくまとめる。
入居者さんの体を小さくまとめる。例えばベットに入居者さんに端坐位になってもらう際、可能であれば膝を曲げてもらう、腕を曲げて体の前で手を組んでもらう等。
体を小さくまとめると力が分散せず、摩擦等も少なくなります。介護者の腰の負担も減ります。
④体全体を利用し、大きい筋肉群を使う。
介助をする際、筋力に頼ってしまう事が多いですが、体全体を使うようにします。
介助時に腕の力だけで入居者さんを引っ張る事は無理があります。腕の筋肉は小さいく力も弱いからです。足や背中の筋肉は大きく強いです。大きく強い足や背中の筋肉を使っていきましょう。
⑤被介護者との重心を近づける。
重心とは簡単に言えば腰の位置です。例えば車椅子からベットへ入居者さんを移乗する際、入居者さんは椅子に座っているので腰の位置が高いです。職員は立っているので腰の位置が高いです。
このままの腰の位置で移乗介助をおこなうと、腰を痛める可能性が高まります。
職員の腰を低くして、できるだけ入居者さんの腰の位置に合わせて移乗介助を行えば腰を痛めるリスクが減ります。
⑥水平移動を行う
腰を痛めない介助の基本はできるだけ被介助者を持ち上げない事です。
ベット上で臥床している入居者さんの位置を変える際も、持ち上げず水平に移動する。
⑦押さずに引く
ベット上で臥床している入居者さんの位置を変える際は押さずに手前に引いて下さい。人間押すより引く動作の方が力の効率がいいです。効率良く力を使えたら体を痛める可能性も減ります。
逆に小柄な女の人でも、殆ど腰を痛めた事が殆どない人もいます。
ボディーメカニクスは大事です。筋肉隆々のボディービルダーのような体をした職員でも移乗介助で腰を痛めた事がありました。
逆に小柄な女性でも殆ど腰を痛めない職員もいます。ボディメカニクスがしっかりできているからだと思います。
◯コルセットを使う
腰痛予防にコルセットは非常に有効です。だだいつも着けていると腰の筋力が落ちてしまうので、移乗時や、オムツ交換等の腰に負担ががかる時につけるのが良いです。
◯整体に通う、
いくら腰に負担がかからないように気をつけていても、どうしても腰は痛めてしまうものです。
ぼくは少し腰に疲れを感じたら整体にいきます。整体で体をメンテナンスしてもらうと、腰がずいぶんと楽になります。
介護職員に腰痛は本当につきものです。
腰痛になり、痛みが続くと精神的にもとても辛いです。
この記事が少しでも皆さんの腰痛予防の助けになればと思います。
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