ケンタといいます。介護職歴15年です。
30歳を過ぎてから介護の世界に未経験で飛び込みました。
最初に就職した特別養護老人ホームがまあブラックでブラックで、、でも8年もブラックな職場で働いてしまいました。
転職をしてユニット型老人ホームで6年程ユニットリーダーをやっていましたが、ストレスで少し病んでしまい、今は一般職員として働いています。
自分自身病んでしまってから完全に働き方を変えました。
ゆるく、楽に、楽しく、をモットーに働いています。
先日就職活動情報サイトに「底辺の仕事の仕事ランキング」なるものが乗って掲載され物議をかもしました。
介護職も底辺の職業に分類されていましたね。
職業差別の酷い記事だと思いましたが、実際のところはどうなんでしょう?
介護職は底辺なのか?
結論からいうとそんな事はありません。
底辺の基準をまず考えてみます。
働く上で重要で、一番わかりやすいのが給料の額です。
介護士の年収の平均は2019年のデータで350万円前後です。
日本の全職業の軽金年収は2019年のデータで436万円
平均年収ベースでは確かに給料は高くないです。
ですが、年収700万近い課長さんもいるし、役職なしで年収500万を超えている人もいます。
一括りに介護職は底辺だとは言えません。
介護士の中でもかなり格差がある
介護職といっても年収200万円台から700万円台まで年収にかなり差があります。
何故ならば働いている人の・経験年数・資格・役職・施設の方針により全く年収が違ってくるからです。
・経験年数によって給料がどれだけ変わるかは働いている施設によって違いますが、経験年数が増えると、年収も増えます。
・資格手当も施設によって違いますが、例えば介護福祉士で5千円~2万円位。
平均の介護福祉士手当は8千円位だと言われています。
・役職手当も全く会社によって違います。ちなみに僕が働いている施設でユニットリーダーで1万円、主任で2万円です。もっと高い施設も、低い職場もあります。
・施設の方針が一番給料に大きな影響があります。
ある施設で僕の知り合いのユニットリーダーは、役職についているのに年収300万円代前半です。
一方ある施設で働く僕の知り合いは、役職についていなくても年収は450万円を超えています。
要するにしっかりと給料を払ってくれる施設もあれば、ちゃんとした給料を払わないブラックな会社もあるという事です。
介護職は底辺ではないが、介護職の中での底辺はある
前に自分もかなりブラックな施設で働いていました。
給料も低いし、労働は過酷。もちろん有給なんて1日も取れませんでした。まさに底辺という感じがしました。
介護の仕事をしている他の友達に聞いても、給料の安いところは本当に安いです。
そういうところに限って労働も過酷だったりします。
底辺であるか、そうでないかは介護職員個人の能力で決まらない。
僕の知り合いのユニットリーダーはAさん役職についているのに300万円代前半、話を聞くと常に人手不足、労働も過酷です。
Aさんはユニットリーダーとしても、介護職員としても有能です。仕事もできるし、責任感も強い
頑張り屋さんです。なのに給料は低い。
給料だけでいうとAさんは底辺という事になってしまいます。
でも僕の知り合いの介護士Bさんは、役職にもついている訳でもなく、責任感もあまりない。
でも年収は450万円以上あります。
介護職員としてはAさんの方がBさんより優秀だと思います。でもBさんの方がかなり給料が高い。
個人の能力より、どこの施設で働くかが給料に大きく影響します。
底辺の介護職員にならない為に
僕が以前働いていた施設の待遇があまりにも悪かったので、賃金の交渉をおこないました。
給料は少し上がりましたがブラック企業な事には変わりありませんでした。
ついに我慢できなくなり転職活動を開始しました。
転職活動を行なっていると、客観的な自分の価値を知ることができました。
そして自分が今までいかに悪い条件で働いていたかが分かりました。
給料を上げる為の交渉はとても骨がおれます。場合によっては嫌な事も言われたりします。
転職はやり方さえ間違わなければ今より良い条件で働く事ができます。
もし自分がブラックな施設で働いていると感じたら、転職活動だけでもしてみる事がお勧めです。
転職活動をして、自分の価値を確認しましょう。
転職してもし転職先が合わなければ、自分に合うところが見つかるまで転職すればいいだけです。
介護職のメリットの1つは転職しやすい事です。介護業界は人手不足です。まさに売りて市場です。
介護の施設はブラックなところが結構あります。
そしてブラックな施設がある事によって介護職自体が底辺と思われているのだと僕は思います。
ブラックな施設なら辞めて、楽しく働きましょう!
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